空中権
政府は老朽化が進む首都高速道路の補修費の一部に充てるため、高速道路の上空に設定される空中権を販売することを検討しているようです。空中権の有名な例は東京駅の改修で、元の外観を維持するため容積率が余るので、それを近くで計画中のビルに売却して資金に充てたといわれます。
無から有を生み出すような錬金術で、化石になりつつある年寄りの頭には思いつかないアイディアですが、あまりにも鮮やかな資金調達方法だけに、一時もてはやされてその後の災いのもととなった金融派生商品の二の舞にならないかという危うさも感じます。
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