IAEA報告書

福島第一原発の事故についてIAEAが助言を報告書にまとめて公表しました。テレビや新聞の情報では、日本政府が除染の目標を年間1ミリシーベルトの追加被曝としていることについて、必ずしもこだわることはない、除染には莫大なコストもかかるので、条件を多少ゆるめて柔軟に対処する方が賢明だ、と書いているようです。

一般的な被曝の国際基準は1～20ミリシーベルトですから、日本政府の除染目標は最も厳しい設定といえます。日本でもリスク管理の専門家などに同じ意見もあり、素人ながら僕も同じ意見でした。僕が思うのは、費用もさることながら時間も膨大にかかるということです。妊婦や乳幼児は別として、学齢期以上の子供を持つ家庭は、IAEAがいうように実害は考えられず、早期の帰郷を希望するなら、その方がストレスの少ない健康な生活を送れるでしょう。