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2013年11月 5日 (火)

遠交近交

安倍首相は、今年トルコを2度も訪問するなど、遠くの国との関係改善に意欲的ですが、隣国との関係はままならないようです。これを見ていると、中国の戦国時代に「合従連衡」と並んで、「遠交近攻」という戦略が唱えられたという故事を思い出します。利害が対立する可能性のある隣国とは仲が悪く、それを遠くの国との関係で補うというのは、中国のみならず、ヨーロッパにもしばしばみられる共通原則なのでしょう。

半世紀前に比べれば、戦争に訴えることが格段に割が合わなくなったおかげで、「近攻」とまでは至りませんが、「近疎」というのは今でも否定できない傾向かもしれません。世界の歴史がさらに進歩すれば、「遠交近交」がスタンダードになる日が来るのではないかと、能天気な僕は夢見ています。

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