未来志向
土砂降り状態の日韓関係について、よく聞く言葉は「未来志向」です。この言葉は、被害を受けた側が使って初めて大きな意味がある気がしますが、過去のことにいつまでも拘るよりは、はるかに望ましいことではあるでしょう。問題は「未来志向」という言葉に、中身を持たせることではないかと愚考します。
「未来志向」の最たるものの1つは、朝鮮半島の平和的統一ではないかと考えます。当事者の間にその機運がなければ話は別ですが、少なくとも韓国には統一を目指す意志はあるようです。東西ドイツの統一の例を見ても、経済格差の大きな隣国との統一は膨大なエネルギーを必要とします。急速に力を付けつつある韓国経済とはいえ、その負担に長年苦しむことは避けられないでしょう。「未来志向」を標榜するなら、日本も応分の支援の用意があると表明するべきでしょう。
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