地方創生
安倍内閣は、「地方創生」を「骨太の方針」とやらで打ち出したようです。人口が減り、活力が失われつつある地方の現状を放っておけないという危機感は分かります。しかしそのアプローチは疑問と言わざるを得ません。国がいちいち口をはさむのではなく、地方で考えたプロジェクトを推進するために、お金が必要ならお金を、人が必要なら人材を提供するというやり方もあります。
「地方分権」が叫ばれて久しいものがありますが、あまり進展しているとは思えません。最近の「戦略特区」などという試みも、どこで何に取り組むかということに、国の関与が強すぎるように見受けます。国の仕事のうち、たとえば初等教育など、分野を限って予算付きでそっくり地方に移管することなども考えるべきではないでしょうか。
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