カジノ依存症

今週図書館で見た内田樹さんの書かれたコラムに、「厚生省の公表したデータでも、日本の賭博依存症の人は9％を超え、2％前後の欧米とは大きな違いだ」という趣旨の記述があり、びっくりしました。1割に近いという数字は想像を絶する高さだと思います。ただまったくの憶測ですが、欧米の数字と直接比較するのは、若干条件が違うのではないでしょうか。日本の数字にはパチンコ依存症の人がかなりの部分を占めるのではないかと思います。

それにしても、日本でもカジノを許可し、経済成長に役立てたいという熱意は、中央、地方の政治家の常軌を逸したレベルに高まっているようです。外国からの投資で、外国人が遊んでお金を落としていってくれるというような説もありますが、現実はそんなに甘くはないでしょう。日本人が食い物にされ、儲けは海外に流れる可能性も考えておくべきでしょう。