究極のエコカー
トヨタ自動車が来月一般向け燃料電池車を発売すると発表しました。ホンダ、ニッサンも追随するようです。数年前まで1台1億円といわれた価格も700万円程度になるようです。さまざまな経営努力が積み重ねられたのでしょう。それには敬意を表するとして、燃料電池車が「究極のエコカー」といわれることには、抵抗があります。
走行時には水しか出ないとされますが、燃料である水素ガスをどうやって製造するかが問題です。水の電気分解、バイオマスからの分離など、さまざまなアイディアがあるようですが、現実的に現在可能なのは炭化水素類から脱水素反応で製造する方法です。そのときには炭素を炭酸ガスとして放出しなければならないとしたら、「頭隠して尻隠さず」でしょう。
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