打ち上げ失敗
先日アメリカで宇宙ステーションに物資を届ける無人ロケットが打ち上げに失敗して、大爆発しました。無人ロケットで人的被害がなかったのが救いですが、宇宙開発にとって影響は小さくないでしょう。原因の解明が待たれます。
その光景を見て、1986年の7人の犠牲者を出した打ち上げ失敗を思い出しました。直後にアメリカに出張し、原因究明に時間がかかるのではと言ったら、いやだいたい解っているよと言う返事が返ってきて驚いたことを思いだします。高名な物理学者のファインマンさんがテレビで実験してみせたように、当時は打ち上げが寒いメイン州で行われていて、寒波でゴムのパッキングが弾性を失い、燃料ガスが漏れ出したということが原因とされました。今回も早急に解明が進むことを祈っています。
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