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2014年12月24日 (水)

過剰介入

経済の好循環のサイクルを何とか回したい政府は、来年の春に賃上げをした企業に税制面での優遇処置をとることを考えているようです。心情的には無理からぬところもあるとは思いますが、企業の経営に政府が介入するという観点からは、過剰介入の誹りを免れないと思います。

企業が利益を上げたとき、どこに還元するかはさまざまな道があります。労働条件に限っても、給与や賞与を増やす手もあれば、雇用を増やして事業を拡張することも考えられます。その選択は基本的にはそれぞれの企業の判断に任せられるべきであり、政府が強要すべきことではありません。現在は辛うじて強く要請しているという範囲にとどまっていると言えるでしょうが、過剰な介入を自制する雰囲気が感じられないのは残念です。

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