入試改革
少子化の時代を迎えて、大学の入学試験の見直しが進んでいるようです。知識偏重から思考力を試すとか、年に1回から複数回のチャンスを与えるなど、着実な進歩だとは思いますが、不毛な受験戦争をなくするほどの力があるかは疑問のように思います。
少子化を迎え、大学が全入時代を迎えたというなら、希望者は原則として全員入学をみとめ、学内での選抜を厳しくし、一定レベルに達しない人は卒業させないという、ある意味では本来の姿に戻すことが本当の入試改革ではないかというのが持論です。戦後の日本では、入学するのが難しい大学が良い大学とされてきました。本来は大学の中の教育でうまく才能を伸ばして社会に送り出す大学が良い大学と評価されるべきでしょう。
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