ワイツゼッカー死去
統一ドイツの初代大統領ワイツゼッカーさんが、1月31日に亡くなられたそうです。戦後40年を記念するドイツ連邦議会で「荒野の40年」と題する演説を行い、「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも盲目になる」という言葉を残して、世界の人々に感銘を与えました。
ドイツの大統領は政治的権力を持たず、精神的な支柱としての役割を担っていますが、ワイツゼッカーさんはまさにその役割を十分に果たし、日本と同じく第2次世界大戦の敗戦国であったドイツの名誉回復に多大の貢献をされました。移民の排斥運動などに揺れるドイツにあって、いまも意味を失わない偉大な大統領だったと思います。
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