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2015年4月17日 (金)

仮処分

関西電力の高浜原発34号機の再稼働を差し止める仮処分が福井地裁でなされました。関西電力の安全性向上策はもとより、原子力規制委員会の新しい安全基準についても、合理性を欠くと厳しく指摘しているようです。かねてより関心のあるテーマであり、テレビのニュースや新聞の報道を見ましたが、僕の知る限り、どの点が合理性を欠くかという指摘は判然としません。

数値も入って具体的に裁判で指摘されていたのは、関電の採用している基準震動700ガルというのは、過去の平均値をもとにしており、最大限安全を重視した値とは言えないとして、「信頼性がない」と判断しているようです。「基準が合理性を欠く」と批判された規制委員会の田中委員長は、「事実誤認がある」と語り、論文が引用された地震学者も「平均値に活断層などの要因を加味して、安全サイドの基準値となっている」と反論しているようです。門外漢には判断が難しく、公平な専門家の解説が待たれます。

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コメント

大飯原発でも差し止め判決を出した同じ裁判長による信念にもとづいているので、抽象用語でもっともらしく仕上げた判決文の模様です。また反原発派は、この裁判官を選んで訴訟を起こしているようです。関西電力はこれで値上げ決定です。原発オプションがないため足元みられ高く売りつけられている天然ガスの、高くついている部分の差額は年間4兆円=消費税2%分だそうです。メデイアもその辺は報じません。このままで日本はどこへ行くのでしょうか、不安になります。

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