方針転換
核のゴミの最終処分問題に関して、政府が方針転換したという報道がなされました。これまでの自治体から立候補してもらう方式から、国が科学的情報をもとにして、最終処分場の最適地を選んで提案する方式に変えるそうです。たしかに方針を変えたとは言えるのでしょうが、小転換ではないでしょうか。
担当の宮沢経済産業相は、丁寧に進めて国民の理解を得たいと強調して、時間の目標は決めないと説明していました。その考えはもっともですが、違った方式で目標を決める方法もあると思えます。たとえば核燃料廃棄物の増加をできるだけ抑えるために、最処分場選定の目途が立ち国民の理解を得られるまでは、原発の再稼働を必要最小限、たとえば全国で3カ所くらいに抑えるという案はどうでしょうか。
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知りませんでした。政府から丁寧な信用できる説明がないように思います。原発問題も山を見ず木を見て異様な騒ぎ方をする人が多いですね。マスコミ含め。菅元総理は個人のイデオロギーで福島の被害ランクを、チェルノブイリを同じランク位置づけ、原子力規制委員会に強すぎる権限を与え、再稼動を難しくしました。汚染度の規制基準値を厳しく設定したため、汚染度処理ビジネスが利権になってきているようです。福島の汚染水も、実は、欧州の原発ではドーバー海峡に捨てているのと同等程度の濃度だそうですが、風評被害で理屈が通じない騒ぎになるので、いまだ貯めているままです。民主党政権がやったことですから、現自民党政権がちゃんと説明して改めるべきは改めるべきですが、安倍政権は憲法改正が最優先課題なので、原発問題の是正については、もめたくないので事なかれ主義です。
投稿: 聡 | 2015年5月26日 (火) 23時05分