観光依存
ギリシャ経済を報道するスペインのテレビは、「ギリシャの観光産業はGDPの約20%を占めており、スペインの倍だ」と言っておりました。どこまで観光産業に含めるかなど、正確な比較は難しいでしょうが、おおよその数字としてもその比率の高さに今さらながら驚きます。
ギリシャは、沃野は限られており、海運業などを命綱にしてきましたが、経済がグル―バル化する中でそれもうまくいかず、観光業に依存するしか選択の余地がなかったようにも感じられます。インバウンド消費などに浮かれるのも、ほどほどにすべきではないでしょうか。
この生産性ではドイツとは比較にならないので、通貨が共通なら、ユーロの中でギリシャは貧しくなるのは当然。ドイツはまったく弱肉強食の自由主義競争原理を主張しており、「当然の格差」に対するユーロ内の助け合い精神ってないのでしょうか。ところで韓国の場合はサムスン一社で約20%、十大財閥で約75%ですから、こうやって比較してみると、これも、すごい状態ですなあ。
投稿: 聡 | 2015年6月24日 (水) 21時36分