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2015年7月24日 (金)

経営判断

東芝の不正会計問題については、BBCなどの海外メディも大きく取り上げていました。BBCは社長が後悔と反省を示すため、記者会見で15秒間頭を下げていたというような興味本位の部分もありましたが、その背景となる困難な経営状況について触れることも忘れておらず、テレビやパソコンの主導権が日本から失われたことを指摘していました。

今回の不祥事の背景には、リーマンショックによる世界的な不況の中で、経営指標を早く改善したいという焦りが経営陣にあったことは否定できないでしょう。そして、ウェスティングハウスを買収するなど、原子力部門を収益の柱にしようとした矢先に、福島の原発事故が逆風になりました。「原子力ルネサンス」に賭けた経営判断が裏目に出たという見方もできるのではないでしょうか。

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コメント

グローバリズムの悪弊によるところもあると思います。利益しか求めない海外投資家に対し、短期的に結果を出さなければならず、長期的な判断での経営がやりづらくなっているようです。魅力のない、業績もぱっとしない会社になってしまったソニーがいい例です。

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