堤防決壊

線状降水帯とやらがもたらした集中豪雨で関東、東北で大水害が起こりました。堤防の決壊という言葉も久しぶりに聞いたように思います。「天災は忘れた頃にやってくる」という名セリフがありますが、最近では、地震・噴火・津波などを含めて、「天災は忘れる前にやってくる」になったようにも思われます。

避難の情報が遅れたのではないかという指摘もあるようですが、地方自治体や国土交通省などをはじめ社会全体の意識も、「まさか堤防が壊れることはあるまい」というレベルにとどまっていたのではないでしょうか。河川の改修で安全性は向上しているのでしょうが、一方で上流からの土砂で埋まってくるなど、これで十分だということはないのだと改めて反省させられます。