VWスキャンダル
世界の販売台数でトヨタを抜いて世界一になったとされるフォルクスワーゲン社で、一大スキャンダルが判明しました。「アメリカの厳しい排ガス規制をクリアするため、ディーゼルエンジンに組み込まれたソフトが、車が排ガス検査を受けていることを察知すると、排ガス処理装置をフルに動かすように働き、走行時よりも格段に排ガスレベルが低いように見せかける」という不正のようで、門外漢には信じられない事件のようです。
ある期間に造られた部品に欠陥があったというような、これまでの自動車のリコール事件と全く違って、意図的な犯罪と思わざるを得ません。CEOが辞任を表明したようですが、責任追及はさらに続くでしょう。
もともとヨーロッパでの試験はどの車もけっこういい加減で、試験車はゴールデンサンプルといって、車体を軽くしたりして試験するのがあたりまえだそうで、そのような環境の中で、やっていることの重大さがわからなくなっていたそうです。日本企業にとっては信頼性を売り込むチャンスですね。デイーゼルとの燃費競争が、ハイブリット優勢になったそうです。スズキは知っていたのではないかとの意見も出ていますよ。
投稿: 聡 | 2015年9月25日 (金) 23時55分