巨大合併
アメリカを代表する化学会社ダウ・ケミカルとデュポンが経営統合するというニュースが世界を駆け巡りました。現役を退いて15年、世界の化学業界の動きも新聞などで見る程度ですが、世界経済のグローバル化の動きの中では世界有数の化学企業も現状に安住しているわけにもいかないのでしょう。
ダウはプラスチックなどの石油化学、デュポンはスペシャリティーケミカルに抜群の強みを持ち、他の追随を許さないものがありましたが、より高収益を求める株主の圧力には抗しえなかったとも伝えられます。日本の化学系企業も売り上げの半分以上を世界の市場に販売している現在では、巨大合併の大波をかぶらないわけにはいきません。
コメント