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2016年1月25日 (月)

水素の貯蔵

製造と並んで貯蔵・運搬も、水素をエネルギー源として利用するときの大きな課題です。常温常圧では、水素はもちろん気体で、容器から漏れることがあれば空気中の酸素と反応して燃焼、爆発します。小さな水素は金属の結晶格子に入り込み、水素脆性と呼ばれる金属材料の強度低下を招くこともあります。毒性こそないものの、水素は扱いにくい物質のトップレベルに属します。

現在供給網が発達しているガソリンスタンドのようなシステムが市街地にも可能かどうか、疑問なしとしません。ガソリンにも火災のリスクはありますが、水素の場合には事故があれば爆発にもつながる、一段上のリスクがあることを覚悟しておくべきだと思います。

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