石炭火力
丸川環境大臣の原発事故後の除染に関する発言が批判を浴びていますが、個人的には石炭火力発電に関する厳しい姿勢を経済産業省に押し切られて妥協したことの方が問題ではないかと考えています。これまで温室効果ガス排出削減の観点から石炭火力の新設に慎重な姿勢をとってきた環境省が、新設を認める方向に転換したようです。
先日のパリ合意を実現するために、先進国は石炭火力を廃止する方向にあることは間違いなく、今後ますます鮮明になるでしょう。石炭火力は全面的に禁止というわけにもいきませんが、せめて石油火力並みの排出量レベルまで下げなければ新増設は認めないというくらいの方針は、国民の支持を得られるものと思います。
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