石棺処理
福島原発の事故を起こした原子炉の処理につき、原子力規制委員会のある委員が「メルトダウンした燃料を取り出して、更地に返す」というこれまでの政府の方針を見直して、現地で処理することも検討すべきだと発言しました。どんな形で底に溜まっているのかも把握できず、安全に取り出す技術もこれからという状態で、取り壊して更地に返すことが果たして可能なのか、個人的には疑問も持っておりました。その意味では、やっと正論が出てきたかと感じます。
原子炉が部分的に爆発したチェルノブイリでは、コンクリートで全体を固めて、「石棺」として管理することにしましたが、コンクリートも劣化して立て直しが必要と言われています。超長期にわたって安全に管理する手段を含めて検討して、国民と地域に人に説明してほしいと思います。
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