TPPの先行き

民主党の大統領候補のクリントンさんは、国務長官当時はTPPを推進する立場でしたが、現在まとまった合意はアメリカの雇用によくないとして反対の姿勢を明らかにしたそうです。対立候補のサンダーズさんはより強硬な反対論者のようですから、どちらになっても民主党候補はTPP反対ということになりそうです。

自由貿易論者の多い共和党は、原則的にはTPP賛成のようですが、現在トップを走っているトランプさんは、中国や日本の姿勢に強く反対しているそうですから、共和党がまとまるか予断を許しません。安倍政権が成長戦略の柱とも頼むTPPは、先行き怪しくなってきました。