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2016年9月16日 (金)

もんじゅ

高速増殖炉「もんじゅ」の今後について、遅まきながら政府が廃炉の方針を明らかにするようです。原子力規制委員会が日本原子力研究開発機構運営に問題があるとして異例の組織変更を求めていましたが、文部科学省は法人を新しく選定することでお茶を濁そうとしていました。

門外漢が無責任なことを言うようですが、「もんじゅ」の相次ぐ不祥事の根源は、基本的には技術を持った人材の不足にあると思っています。原子力の技術と実務経験を備えた人は多くいるとは思えません。もちろん電力会社などでは優秀な技術者を育てておられると思いますが、それぞれの原発の運転や再稼働の準備、さらには廃炉などで手一杯で「もんじゅ」にまでは手が回らないことになっているのでしょう。

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