汚染土壌の修復

築地市場の移設問題に次々に疑問が噴出し迷走しています。汚染された土壌を剥ぎ取り、きれいな土で2m復土したのち、さらに2.5mの盛り土を行うことが専門家により8年前に推奨されていたようですが、都庁では建物が建つ部分には盛り土をしなかったようです。下種の勘繰りですが、おそらくは建築するときどうせ土を掘るのだからと勝手な理由をつけて盛り土を省略したのではないでしょうか。

土壌汚染は大きな問題になっていましたから、その時の記録が残っていないはずはありません。地下室の床を張った時点で、どの程度有害物質の浸透を抑えられているか、確認していないとは信じられません。8年前といえば石原都知事の時代でしょうから、ディーゼル排ガス対策など、環境問題に認識が浅かったはずはありません。