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2016年9月 3日 (土)

カネミ油症

大阪府の豊能町などのダイオキシン関連廃棄物の落ち着き先が宙に浮いています。やっと見つかったと思ったら、そこも暫定的な借用のようで、安定した引受先には程遠いようです。折しも新聞の報道によれば、カネミ油症の発症の仕組みが解明されたそうです。カネミ油症は、ダイオキシン類を含むPCBを誤って摂食したことによって九州などを中心に発生した健康被害です。体外から入ってきた物質に反応する細胞表面にあるAhRと呼ばれる受容体にダイオキシン類が結びつき活性酸素を大量に作り出し、吹き出物などの皮膚疾患や内臓疾患を引き起こすことが判明したそうです。

門外漢の理解を申し上げれば、青酸カリなどの引き起こす呼吸困難などと違って、ダイオキシン類の毒性はある意味で慢性的な毒性であることが確認できたということかと考えます。

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