ハンガリー
EUが各国に受け入れを求める難民の分担割当に対して、民意を問う国民投票がハンガリーで行われました。注目された結果は、投票率が所定の50%に達せず有効となりませんでしたが、中身は分担に反対が98%だったそうです。右派の政治家と言われる首相は、不成立に終わったとは言うものの、有権者の4割は難民の分担に反対しているとして、EUの指令に反対するのは必至でしょう。
ハンガリーはモンゴル系の民族の末裔ともいわれ、周辺の国々とは文化的・歴史的にも独特なものがあるのは事実でしょうが、その一方、1980年代末の歴史的なベルリンの壁の崩壊のきっかけを作ったのは、ハンガリーが東ドイツなど東欧圏の人々を国境の鉄条網を開いて隣国オーストリアに逃してやったことでした。
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