捨て身の賭け
イタリアで憲法を改正したいというレンツイ首相の提案が否決され、レンツイ首相は辞任するようです。同等の権限を有する二院制度では素早い改革が行えないから、一方の権限を強めるという提案だったようですが、イタリア国状を深く知りませんので、その判断の妥当性は即断できません。
しかし結果から判断すると、首相のリーダシップを強化しようとして国民投票に訴えたが支持が得られなかったという意味で、イギリスのキャメロン首相がEU離脱の可否を国民投票に問うた事案と酷似しているような印象を受けます。捨て身の賭けに敗れたというのが第一印象です。
コメント