石棺
事故から30年、石棺に覆われていたチェルノブイリ原発の4号炉が、石棺の傷みが激しくなり、新たなカバーを建設中でしたが、先日完成しお披露目がなされました。今回は少し離れたところで組み立てられた鉄製の構造物が、レールの上を動いて原子炉をカバーする位置にセットされました。今回は石棺ではなく、鉄棺というべきかもしれません。
新しいカバーは耐久性は100年とされ、その間に核燃料など放射性廃棄物を処理することを考えるようです。経済的にも困難な状況にあるウクライナでは独力で解決できるとも思えず、世界的な支援が必要でしょう。事故を起こした原発の処理には膨大なエネルギーを必要とすることを痛感させられます。
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