大塚国際美術館
かねてから一度行ってみたいと思っていた鳴門の大塚国際美術館に大学の同期の旅行で行ってきました。古代から現代に渡る泰西名画が1000点余り、地下3階地上2階の5層の建物に収められています。その最大の特徴は陶板により再生されていることです。信楽の近くのオーミ陶業株式会社の技術が使われているそうですが、素人の目にはほとんど判別はできません。
入り口を入ったところにシスティナ礼拝堂のミケランジェロの『最後の審判』があります。ヴァチカンで本物を10年ほど前に見たときには修復を終わって間がなく、時間が経ってからの壁画に慣れた目には、あまりに鮮明過ぎて正直違和感を覚えたほどでした。陶板の模写は印象としてはよりソフトな感じで、フレスコ画のイメージに近いものではないかと感じました。経時変化に強いこと、モネの『大睡蓮』のような屋外の展示が可能になったことなど、陶板による模写は成功だったと思います。
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