資金援助

北朝鮮が合意した核とミサイルの廃棄のための費用について、トランプ大統領は「アメリカは費用を負担しない。韓国と日本が払うだろう」と言明していました。事前に日本政府の了解を得ていたとも思えませんが、そんなことを意に介さないのもトランプ流なのでしょう。アメリカが負担しない理由として挙げられたのは、わずかに「アメリカは遠い」と理由だけで、あまり真面目な理由とも思えません。

米朝の関係改善が一気に進んだのはアメリカ大陸まで届くミサイルの開発に北朝鮮が成功したからであり、距離が遠いか近いかは二次的な問題でしょう。もちろん応分の援助をする必要はあるとしても、それが妥当なものであると国民が納得する根拠を首相はトランプ大統領に問いただすべきでしょう。