入試の小細工
文部科学省幹部の子弟の不正入試で揺れる東京医科大学で、数年前から女子の受験生を一律に減点して男子受験生を有利にする小細工をしていたと報道されました。事前に受験生に知らせずに公平でない取り扱いをするというのには弁解の余地はありませんが、一部のマスコミにみられる、「入学試験は神聖にして犯すべからず」と言わんばかりの論調には違和感を覚えます。
国民の税金で維持されている国立大学はいざしらず、私立大学の場合には、その学校の建学の精神に則って、試験の点数以外の要素が合否判定に加わることも、一概には否定できないと思います。その場合でもあらかじめその趣旨を受験生には告知すべきであり、またその判定基準についても納得性のあるものでなければならないでしょう。
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