イタリアの予算
イタリアの予算がEUの承認を得られず、再検討を求められているようです。EUには財政赤字の上限の規制があるのはよく知られていますが、イタリアの新政権が編成した予算案はこの制限を越えて積極的なようで、EUの委員会から差し戻されたと伝えられます。コンテ政権はイタリアの景気を改善するためにはこの予算が欠かせないとして、見直す考えはないようです。
主権国家としては、予算の編成について外部の介入を避けたいのは当然のことで、どのような妥協が図られるのか注目です。来年はイギリスのブレクジットが最大の波乱要因と見られてきましたが、また一つ波乱要因が出現したようです。
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