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2018年11月17日 (土)

北方領土交渉

シンガポールで行われた日ロ首脳会談で、北方領土交渉の前進が図られたようです。会談後の記者会見で、安倍首相は「1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約の締結交渉を加速することで合意した」と発表しました。北方領土交渉について、この言葉の意味するところは「平和条約の締結後、歯舞、色丹の二島を引き渡す」ということで、国後、択捉については言及がありません。

国内での記者会見では官房長官に対して「従来の方針を変えたのか」という質問も飛んでいました。官房長官は「柔軟な方針」とか言って言質を取られないようにしていましたが、素人考えではどう考えても「歯舞、色丹の二島で決着する」ということに限りなく近いように思います。ロシア国内向けの記者会見でプーチン大統領は「この提案は安倍首相からなされたものであり、ロシア側には何の問題もない」と言っていましたから、「御の字」なのでしょう。

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