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2018年11月13日 (火)

サンプル回収

国際宇宙ステーションから帰還する「こうのとり」7号機で、無重力状態で作成したタンパク質の単結晶のサンプルを日本で初めて自前のサンプルホルダーを使って地球上に戻すことが試みられたとメディアは大々的に報道しています。新しい技術にケチをつけるのは気が進みませんが、このニュースにどれだけ新しい意味があるのか、大きな疑問です。

無重力状態で大きな単結晶が得られれば、新薬の開発などに大いに役立つと喧伝されたのは、宇宙開発が緒についた40年以上も前でした。その後人工衛星との間を何往復もしているのに、その結果どんな新薬が生まれたのか殆ど報道されません。X線を使って分析するにはミリ単位の単結晶で十分なはずで、そのくらいの大きさのモノであれば、日本人の宇宙飛行士が帰還するときにカプセルに入れて持ち帰ることもできたのではないかと思えてなりません。

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