シルクロード

中国の習近平主席はイタリア、フランスなどEU諸国を歴訪しています。習近平政権の重要政策とする一帯一路政策について、EU諸国の賛成を取り付けるのが主目的とされます。EUの中でも財政的に苦しい状況にあるイタリアは、主要先進国の間では初めて一帯一路政策に賛意を表し、ジェノヴァやトリエステなどの港湾の整備に中国の投資を受け入れることになったようです。

ギリシャのピレウス港が中国資本を受け入れたこともあり、中国の勢力範囲に入るのではないかという懸念もあるようです。そういう懸念も無しとしませんが、個人的には地中海が中国の支配下になるというのは100年以上先のことではないかと思います。マルコポーロの昔からシルクロードでイタリアと中国はつながっていたことが思い起こされます。