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2019年6月 3日 (月)

報復関税

米中間で報復関税の応酬が世界の顰蹙を買っていますが、今度はトランプ大統領がメキシコとの国境問題で自説を押し通すために、メキシコからの輸入品に対して関税をかけると言い出しました。相手国の経済政策・貿易政策が不合理で、自国にとって耐え難いものだというとき、関税を使って貿易を制限し、圧力をかけるというのは前例のないことでもないでしょうが、移民政策が気に入らないからといって報復関税をかけるというのは、異例中の異例でしょう。

「腐っても鯛」、アメリカには単独でも経済制裁をかける力は残っているのかもしれませんが、一国では圧力にも限界があるでしょう。国際的に賛同の得られない制裁には歯止めをかけることも必要ではないかと思います。

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