議会閉会
イギリスのジョンソン首相が予想外の奥の手を繰り出したようです。「合意なき離脱」も厭わず10月31日には離脱することを公約にしているジョンソン首相は、議会の異論を封じるため、9月から10月にかけて長期に議会を休会にすることを決め、エリザベス女王にも了解を得たそうです。
議会は下院議長をはじめ、労働党のコービン党首などは「民主主義の否定だ」と強く反対しており、与党の保守党の幹部からも反対意見が上がっているようです。議会制民主主義発祥のイギリスですが、時に思い切ったことをするのに驚かされます。我が国でも、野党から臨時国会の開催要求があっても、政府は知らぬ顔を決め込んで無視してきたことが一度ならずあったような気がします。イギリスのことを笑えた義理ではないかもしれません。
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