基礎研究
基礎研究が先細りになっているという国内の声にこたえて、安倍内閣が基礎研究を推進する計画を発表しました。700人の若手研究者に年間700万円の研究費を最低7年間支給するという計画のようです。財政困難の中で、政府が重い腰を上げて基礎研究に力を入れるということは望ましいことですが、核心を突いているというには若干躊躇いがあります。
若手の研究者の本心を知る立場にはありませんが、推測する限り若手の研究者が一番求めていることは、ある程度長期的に研究が安心して進められる環境ではないかと思えます。これまでの政府の政策はいずれも研究における「競争原理」を重視し、安心して研究できる環境づくりには逆行してきました。その基本を修正する気配は見えません。
« 奇跡の生還 | トップページ | ニュージーランドで火山噴火 »
「科学・技術」カテゴリの記事
- 紅麹問題(2024.07.07)
- 熱力学(2024.05.18)
- サプリメント(2024.04.13)
- 宇宙開発(2024.03.23)
- 羽田空港での衝突事故(2024.01.13)
コメント