アヤソフィア

トルコのエルドアン大統領がイズタンブールのアヤソフィアを博物館からモスクに戻すと公表しました。ギリシャ正教の大聖堂として建設されたアヤソフィアは、オスマントルコ帝国の下でモスクに変じ、オスマントルコ帝国の崩壊とともに新生トルコとしてアタチュルクの政教分離政策で博物館に生まれ変わるという数奇の運命をたどってきました。

近年の復古路線でイスラム教の復活を目指す大統領の下でモスクに戻したいということでしょう。スペインのコルドバのモスキータと並んでキリスト教とイスラム教の共存の象徴であったアヤソフィアがモスクに戻ることは、キリスト教世界に衝撃を与えているようです。