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2020年10月13日 (火)

総合的俯瞰的

日本学術会議議員の任命拒否が問題になっていますが、その拒否の理由が明らかにされないままに、「総合的俯瞰的」という意味のはっきりしない言葉が、いかにも説明責任を果たしたかのように使われています。総合的俯瞰的という言葉が、首相が人選を進める上での指針にするのは分からないでもありませんが、それをメンバー自身の資質として重視することにはつながらないと考えます。

各方面の卓越した専門家が集まって意見を交わし、総合的俯瞰的に意義のある提言に結び付ければいいことです。メンバーが専門に偏らず幅広い見識を持つことは望ましいことですが、ある分野で卓越していることが優先されるべきであり、それが選考のルールにも明文化されていると考えるべきだと思います。

首相は事前にリストを見ていなかったと言明しているそうですが、それでは実質的に任命したことにならず、論外でしょう。

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コメント

その後新聞にも掲載ありますが実際は杉田官房副長官が仕切っているようで、首相はそれに乗っているだけで歯切れの良い説明はできないようですね。前政権時代からの継続でこの人が霞ヶ関他陰の人事権者であることがわかりました。(最高)権力者にとって取り巻きの資質がいかに重要か思い知らされます。Y.K.

続き:副長官が勝手に出来るわけないですから首相と副長官の仕業ですね。森友学園の財務省文書改竄をはじめとして7年8ヶ月にわたる安部政権時代の霞ヶ関の忖度はこの二人によってなされてきたのではないかと推測します。自死した赤木さん、また提訴した奥様はその最大の被害者ですね。Y.K.

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