集団免疫
オミクロン変異株の感染拡大と共に、繰り返された議論ですが「集団感染」という言葉が再びクローズアップされているように思います。個人的感想を言わせてもらえば、「集団免疫」という議論は結果論としてはありうると思うのですが、「集団免疫」を前提に対応策を議論することには強い抵抗感があります。
「あの時あれで拡大が止まったのは、社会の8割が感染して免疫を持っていたからだろう」というような議論はあり得ても、「ある程度感染が広がるまでは対策はあまり効果がない」というようなことを、責任ある立場の人が、ましてや政策を考える人が口にするのは全く賛成できません。病床の不足、検査の不足などに力を尽くしたうえで、力が及びませんと言ってからにすべきでしょう。
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