大學の統治
様々な問題点が噴出していた日本大学の新理事長に卒業生で作家の林真理子さんが選ばれることが決まったようです。日本最大の規模を誇る日大の経営は難問も多いと思いますが、しがらみのない新理事長が新風を吹き込まれることを期待したいと思います。
自分が学生であった60年前には、日本の大学の統治はもっぱら自治が尊重され、学部の教授会が権限を握っており、理事長や学長など個人が経営するという感覚は皆無でした。MITの学長がリエゾンプログラムの報告に来日して、「学長に就任して以来、バイオテクノロジーに注力してきた」というのを聞いて、日米の格差に驚いたことを鮮明に覚えています。
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