マハティール元首相落選

20日に行われたマレーシアの総選挙で、97歳のマハティール元首相は落選し、政界を引退することが噂されているようです。元首相はそれまでの西欧を手本とするマレーシアの政策を変更して、80年代に躍進していた日本を手本とする「ルックイースト政策」を提唱し、マレーシアの発展に貢献しました。

日経新聞が東京で「アジアの未来」と称するアジアのリーダーを招いて開催するフォーラムの常連メンバ―でした。あるとき、そのパーティーでマレーシアからの若い留学生と話をしていたら、「マハティールさんにちょっと挨拶してくるから失礼」といって去っていきました。その様子が「尊敬してやまない人」という感じがあり、忘れられません。