異次元の対策

通常国会が開かれ、岸田首相による施政方針演説が行われました。その中で強調されたのは、「異次元の少子化対策」です。中身があまり具体的になっていないようで、言葉遣いに拘るようですが、問題の本質にも深く関わることですので、言葉遣いに疑問を呈したいと思います。少子化の問題は半世紀も前から認識されていたことで、重要な問題ではありますが、緊急問題とは言えないと思います。

将来にわたって日本の人口がどれくらいが好ましいかと言えば、個人的には1億人を少し切ったあたりで安定することが望ましいのではないでしょうか。「異次元」という言葉には落ち着いた冷静な対策という印象が薄いでしょう。