科学・技術

2024年5月18日 (土)

熱力学

環境重視の国際世論を受けて、最近のコマーシャルには二酸化炭素を回収してメタンやエタンなど燃料に戻すという宣伝がなされています。元はと言えば、炭化水素は空気中の酸素と反応して多大にエネルギーを放出して、二酸化炭素になります。自然界ではこれが自然な反応なのです。今人類が試みていることは、自然と真逆な反応です。

燃焼の時に得られたエネルギーを上回るエネルギーを提供する必要があります。熱陸学的には至難の業と言わねばなりません。どうやってそのエネルギーをクリーンな方法で獲得するかも決して容易ではありません。技術的には逆反応が可能になったとしても、経済的にも成り立つとは軽々には思えません。

2024年4月13日 (土)

サプリメント

小林製薬の健康機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」に腎機能障害の疑いが発生し、大きな問題となっています。健康に良いと信じて利用していた人にとっては、二重に裏切られたような気持ちになるのは無理もないことで、同情を禁じ得ません。3月末現在で関連死が疑われる方が5名に達し疑惑は深まっていますが、「紅麹」そのものは古くから使われているものですので、因果関係が確認されたわけではありません。

今原因物質として亜挙げられているのは、「ペブルル酸」という抗生物質のようです。疑わしいロット番号の製品の液体クロマトグラフィー分析で未知のピークとしてこれが見つかったようです、公表された「ペブルル酸」は、不飽和のオキシカルボン酸がラクトン環を形成した7員環の天然化合物のようです。恥ずかしながら合成化学を専攻しましたが、とても簡単に合成できるとは思えず、天然物の偉大さを改めて感じさせられます。青カビが作る抗生物質と聞くとペニシリンを思い出しますが、これはマラリア原虫を殺す働きのある物質のようです。

2024年3月23日 (土)

宇宙開発

最近世界的に宇宙開発が盛んなようです。それ自体は結構なことだと思いますが、その目指すとこには若干疑問も禁じ得ません。一つは地球の環境問題が深刻化したら火星などへ移住したらよいなどと言う言説が一部でまかり通っていることです。百億に近い人々を地球外に送るなどということが出来るとは思えません。

現実的には宇宙規模で物資を搬送することには大きな「重力の壁」が存在することは変わりませんが、今実用化が進んでいるのは宇宙から見て地球の問題の解決に役立てるという、広い意味での「情報通信」に属する分野のようです。その分野がどれだけの広がりを持つものなのか、正直僕には分かりません。「宇宙宅急便」というコンセプトもどれだけのインパクトがあるのでしょうか。

2024年1月13日 (土)

羽田空港での衝突事故

正月早々の2日、羽田空港で着陸しようとした日航機と震災援助物資を届けようとしていた海上保安庁の小型機が衝突し、両機とも炎上し跡形もなくなって5人の犠牲者出る惨事となりました。原因は調査中で速断はできませんが、滑走路上で待機中の海保機に気がつかず着陸した日航機が衝突したようです。夕暮れの飛行場では肉眼で視認することも難しく、素人の第一感としては滑走路上に機体があれば、GPSかなにかで察知できないのかと重ましたが、実際は航空機の発する電波を使って検知するシステムがするシステムがあり、当時も作動していたようです。残念ながら今回は管制塔でも補助的にしか使われていなかったようですが、もっと強い警告を発するなど果然が必要なように思われます。

2024年1月 6日 (土)

陸の孤島での地震

令和6年能登地震から5日たちました。犠牲になられた方も100人を越えたようです。影響を受けた地域も広範囲にわたり、かなり大きな地震も連発して、かなり広範囲にわたる地震だったようです。地震と同時に交通も遮断され、電気も通じなくなるなども重なり、情報も伝わりにくく、被害状況が伝わるのも遅れていたようです。能登半島の先端には、100キロを越える断層帯が走っていることを恥ずかしながら今回始めてしりました。最大震度7を記録したのは輪島市、珠洲市からは少し離れた志賀町だったようで、地盤の善し悪しなどが関係しているのでしょうか。原発は難しい場所に造ってしまったようです。

2023年2月27日 (月)

露天掘り

中国の内モンゴル自治区で大規模な石炭鉱山の崩落事故がありました。ちょっと驚いたのは、この鉱山は露天掘り鉱山だったということで、映像を見る限り土砂崩れのような形でした。50人もの犠牲者を出すような大事故になるとは信じられません。

ウクライナでの戦争以来世界的なエネルギー不足が背景にあると言われますが、石炭資源を無理をしてでも使おうということが背景にあるとも言われます。

2023年2月15日 (水)

気球騒動

アメリカ大陸を横断する気球が中国のものだということが判明し、大西洋上で撃墜されて以来、北米大陸に限っても4個の気球が発見されています。

各国が情報収集に狂奔する現代社会にあって、飛行機や人工衛星が飛び回っているのに、あえて気球を利用する意味がどこにあるのか十分わかっておらず、いささか大騒ぎをし過ぎに様に思いますが、警戒をするのに越したことは無いということでしょう。

2023年2月14日 (火)

耐震性向上

トルコとチリの大地震の被災状況を見ていると、どうやってこの地域の建物の耐震性を高めるかと考えさせられます。一見立派な大きなビルが一瞬にして崩壊するような、9.11のNYを想い起こさせるような光景を見ていると、ビルの耐震性を高める時の設計思想に風土の違いを感じさせられます。

鉄筋コンクリートにしても木質日本建築にしても、複合的な構造にするというのが日本の特徴のように思います。ブロックを積み重ねたような建築で実用的な耐震工事を日本も考えるべきでしょう。

2023年2月 8日 (水)

気球撃墜

アメリカ領空を侵犯した中国の気球は東に流れサウスカロライナ沖で大西洋に出たのを待って、ミサイルで撃墜されたようです。超高層の宇宙にまで登れば、領空という概念はなくなると聞いたことはありますが、気球は未だ大気圏にあるのでしょう。

領空に留まっているとすれば、同意も得ずに領空を侵犯したものを排除するのは主権国の権利でしょうが、もう少し穏やかに同意の下で対処することはできないものでしょうか。

2023年2月 3日 (金)

電力料金高騰

関西電力など一部を除く全国の電力会社の値上げ申請が行われました。天然ガスなどの大幅な価格高騰を考えれば値上げはやむを得ないもののように考えられますが、積年の対策不足の結果でもあるようです。北海道などの寒冷地帯で月に10万円にもなると聞くと、死活問題だと思いますが、オール電化などの行き過ぎた勧誘もあったようにも聞きます。

関西電力などは原子力発電の活用が進んでいるためという説もあるようですが、新設の原子力発電に競争力があるかは疑問で、既存の原発の運転コストの低さが際立っているだけという見方も無視できません。

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